一倉定の経営心得②

おはようございます。

愛媛県南予地区西予市の税理士 古谷です。

9月4日に大洲の「伊予灘ものがたり」に行ってきました。

綺麗な海沿いをレトロモダンな電車で旅をします。

ちょっと値は張るんですが、十分にその価値はありましたよ。

すみません。大した写真がとれませんでした。

伊予灘ものがたりのHPを見ていただいた方が100倍魅力が伝わります(>_<)

営業妨害になってはいけないのでこれくらいにしておきます。笑

 

今回も最近よく目を通している「一倉定の経営心得」より引用させていただきます。

 

~業績不振の理由~

わが社の赤字は、お客様を忘れたのが原因である

 

会社の業績が振るわない根本原因は、必ず社長がお客様の要求を無視しているからで、お客様の要求を無視している以上、お客様からも無視される。それでは会社の業績は改善しない。というもの。前回の一倉定の経営心得①と似たような内容です。

お客様のニーズを無視していては経営は成り立ちませんよね。

100円でハンバーガーが食べたいお客さんに、自社の強みだからと言って10,000円の高級ステーキの良さをどれだけ伝えても響きません。

 

これも大事なのですが今回これを取り上げたのは、「原因と理由」の違い。

 

原因…ある物事や状態をひき起こすもと(として働くこと)。

理由…物事がそのようになった、わけ。筋道。また、それをそう判断した、よりどころになる、またはす

   る事柄。

この2つは割と混同しやすいのですが、明確に使い分けるのって難しいですよね。

 

私は「原因」は外部環境要因、「理由」は自社の内部要因だと思います。

 

例えば、社長との会話の中で

「僕たちの市場もだいぶ廃れてきてるからね、あとお客さんも少ないから価格競争になっちゃって売上が減るし利益も減るしで最悪だよ。対策も何をしたらいいのか分からないから何もしてないし。このままじゃ倒産だ。。。」って言われたとします。

 

じゃあ、この会社が倒産しそうな程、減収減益の理由って何だと思いますか?

「市場の成長率も悪く」、「お客さんも少ない」、「商品の差別化が出来ないから価格競争になって利益も少ない」でしょうか?

 

違いますよね。

それらは原因であって、理由はそんな事態にも関わらず「わからない」からといって「何の対策もとっていない事」ですよね。

 

よく業績不振の理由を、「景気がどうこう」とか「高速道路が出来て松山に行きやすくなった」とか言われますけど、それは原因であって、それに対してお客様の事を考えて「低価格でも十分利益が確保できる仕組みを考えよう」とか「少し値が張ってもいいから松山に無い良い物を提供しよう」といった対策を考えていない事が理由です。(中々すぐに名案は出てきませんが、まずは第一歩として考える事は重要です。)

 

となると一倉定さん言葉も、「お客様を忘れた」のは理由で、原因は「お客様のニーズをくみ取って事業展開していかないと存続できない経営環境であるにも関わらず」って事になる。(と思います。)自論ですので間違ってたらすみません。

 

いかがでしょうか?

こんな話をうまくまとめて皆様にお伝えできないかなと考えています。

今は勉強中ですので、また形になったらご報告します。

 

あと本日9月24日(土)に中小企業診断士の和田健一さん主催の瀬戸内士業勉強会で、相続税についてお話しさせていただきます。これをアップする頃には参加申し込みは出来ないと思いますが、また内容を変えて生命保険会社さんと共同で、宇和町での相続についてのセミナー開催も準備中ですのでまたお知らせしますね(#^.^#)

 

 

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