こんばんは。愛媛県南予西予市の税理士 古谷です。
昨日、仕事で松山に居たのですが、昼食を取ろうと思って宮西のフジグラン松山に行ってきました。
少し時間があったので、私が9年前に勤務していたバイト先を覗いてみることに。
私は9年前の23歳の時、フジグランのナムコランドという子供向けのゲームセンターでアルバイトをしていました。ゲームに使うメダルの交換をしたり、UFOキャッチャーの景品のセッティングするのが主な業務でした。税理士試験二年目で相続税の勉強をしていた時期で、実は今の奥さんと知り合ったのもこの年なんです。当時は社員の方が4名位と同世代のアルバイトが5~6名位でワイワイとやってた記憶があります。
当時とは場所も雰囲気も変わっています。平日の昼間なんで人も少ない中、フラフラ入ってみると、なんと当時の社員さんがまだ勤務されていたんです。まぁ正社員なんだから当たり前か(^^;)?
何となくご挨拶には行けなかったのですが、当時を思い出してちょっと懐かしい気分になりました。その方を見習って私も頑張らないといけませんね。
さて題名の件ですが、最近、個人事業から法人成のケースが多いのですが、
我々税理士が他人の依頼を受けて会社設立の登記業務を行うことは違法行為です。
ですのでご相談いただいた際は、提携している司法書士さんにお願いするか、社長自身が自分で設立手続きをする際のサポートをさせていただいています。
自分で作成するのをお手伝いさせていただく場合の大まかな流れは、以下の通りになります。
①定款の作成
ひな形がございますのでそれに会社名、事業年度、社長名、住所、株数、資本金等の会社の基本データを入
力いただくだけで完成します。
②定款の認証
西予市で言うと八幡浜公証役場に定款の認証をしてもらうようになりますが、手続きをスムーズにするため
に先にFAXをして事前チェックを受けます。その後実際に足を運んで定款の認証を受けます。
③出資の履行
発起人(設立当初の株主となる方、最小だと社長一人となる)の口座に資本金額を振り込みます。この時は
通帳に発起人の名前が出るように違う口座から振り込んでください。
④発起人の決定書の作成
定款に住所を番地まで記載していない場合はこの書類の作成が必要です。例えば定款で「本店を愛媛県西予
市とする」とすれば必要ですし、「本店を愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目333とする」とすれば要らな
いという事になります。
⑤会社設立登記申請書の作成
ひな形がございますので、必要事項を記入すれば簡単に完成します。
⑥登記事項をCDに書き込む
ひな形がございますので、必要事項を記入すれば簡単に完成します。この際に文言を定款と一致させておく
ことが必要です。
⑦印鑑届出書の記載
法人の実印登録です、法人と代表者の個人の実印を押して作成します。
⑧松山地方法務局へ登記申請
実際に松山の法務局に資料をもって申請に行きます。訂正指摘事項があれば現地で優しく丁寧に教えてくだ
さいますので、書類の予備、パソコンと書類データ、法人、個人の実印は絶対持参するようにしてくださ
い。
次にかかる費用ですが
※司法書士手数料は大体で入れています相場は5万~10万位の様です。
費用の差は、司法書士に依頼すると電子定款でやってくださるので印紙の4万円が不要となりますが、司法書士への報酬が発生します。最終的な差額としては6万円程度ということになります。
ではここまで踏まえて自分でやるのが良いか、司法書士に依頼するのが良いかの判断ですが、
私は司法書士に依頼する事をお勧めします。作業自体はサポートさせていただくので簡単ですが、実際に公証役場や松山の法務局まで社長に足を運んでいただかないといけなくなります。また株式会社は機関設計が自由にできますが、後々の事を考えて取締役会を設けた方が良いとか、監査役を設けた方が良い等の判断に専門的なアドバイスをいただく事もできます。この2点で6万円の差であれば依頼した方が楽で安心ですよね。
逆に「いや、会社の単位はずっと最小で1円でも安く作りたいんだ」って方は自分でやった方がいいですよね。しかも自分で調べながらやるので、会社の機関設計や書類の内容等に詳しくなれますし、勉強がてら自分でやるのも有りだと思います。
少しでも安く会社を興したいんだって方は是非お気軽にご相談ください。ひな形を差し上げますし相談にも乗りますのでご自身で割と簡単にできます。また、その後の税務や経理の面等のサポートもさせていただきますよ(#^.^#)
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