こんにちは。愛媛県西予市の税理士 古谷です。
もう三月になったにも関わらず、昨日今日と連続で雪でした。
私はその凍える寒さの中、ライオンズの活動をしておりました。
明日以降はまた暖かくなるそうです(#^.^#)
この時期、個人事業主の方の確定申告のご報告の際にたまに聞かれるのが、
「会社形態にした方がいいのかな?」という質問。
ざっくり「会社形態は手続が面倒で運営コストも結構かかるけど、利益が結構出てるなら検討の余地があるかもしれません」と答えてます。
では、個人事業と比較して要素を掲載してみますね。
上記の様に、個人と法人を比較してみるとメリット、デメリットがいろいろありますね。「やっぱり法人は面倒」という意見が聞こえて来そうですが。。。
では利益での個人と法人の分岐点はどこ?という話になりますが、上で法人の税金負担を35%と書きましたが中小企業で所得が400万以下であれば23%程度に400万~800万であれば25%程度に下がります。これで考えると…細かい説明は割愛しますが、所得が330万以下であれば個人事業でやる方が税金負担は安く、500万を超えた位から法人化の検討をしてみても良いと思います。
ただ納税負担の比較も法人化を検討する一つの要因でしかないので、たとえ税負担が変わらなくても法人にしたい理由があればそれは検討するべきです。
例えば社会的信用の部分。昔は株式会社であれば資本金1,000万円が必要だったので銀行融資の際には有利に働いたと思いますが、現在は資本金1円から法人が設立できるので、あまり大差はないと思います。(もしかしたら面倒が多い分、しっかりやっていると金融機関からの信用は得られるかも?)
ですが、求人の観点から見るとどうでしょう?
「山田太郎(屋号:山田商店)」より「株式会社山田商店」の方が応募する方も安心ができるのではないでしょうか?大手の取引先も取引をしやすいと思います。
他にもメリット、デメリットはたくさんあります。
ちょうど確定申告が終わったこの時期に、一度自分の事業を見つめ直してみるのも良いかもしれませんね。
まだコメントはありません。